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非線形力学系の生成する複雑な現象の可視化.
1994年に川上先生と本[19]を出版して以来の伝統のテーマです.
最近は2次元を離れ,
3次元パラメータ空間での分岐構造の構成[77][129][157]
状態空間での周期アトラクタ存在領域の計算を検討したり,
OpenGLを用いてそれらのグラフィックス表現を行ないます.
Figure 3:
Duffing 方程式の3次元分岐図
の表示例
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分岐データの計算が高価であるために,MQ法などの力技が通用しない
という点でまだまだやり残している仕事があると考えています.
また,状態空間のある初期値が,時間の発展とともに
- どういう経路を経てアトラクタ(極限集合)に至るか
- どのアトラクタに至るか
という興味ある問題に対して,コンピュータグラフィクスは有効です.
最近は写像の方向に角度のインデックスをつけ,色を付ける事を考えました
[291]. カオスアトラクタ内のパターンの創出を可視化
したり,リペラを計算したりできました.(アート的に意味合いとしては,
実は有名なデザイナーがこの可視化はすでにやっていたと思われます
[勝井三雄氏デザインの雑誌表紙.ビックリしました.
ちょっと連絡をとってみたいものです.]
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